【経営計画書には夢と未来が必要】
先日、ある会社の分院長の先生から独立の相談を受けました。
その先生いわく、
「最近院長が財務コンサルを受けて、事業計画を作り全社に発表したんですが、
それをみてがっかりしたんです。」とのこと。
詳しく聞いてみると、
野心的な事業目標に対して、
付随する賃金制度が読めば読むほど社員へ還元されないものだと。
つまり社員からは頑張って業績が上がってもこれ以上自分の給料やボーナスは上がらないのが見えてきたというわけです。
しかも、色々な財テクで社長だけは儲かるようになっていると。
この話を聞いて思ったことは、
「何のために経営計画を作るのか?」
そして、
「何のために事業をしているのか?」
会社の発展は社員の定着なくしては有り得ません。
もちろん適切な人をバスに乗せることは大切ですが、
働いている社員が夢や未来の姿を描けない目標では意味がありません。
事業の発展とともに社員の給与額は上がる設計になっていますか?
弊社の経営計画書には「毎年安定的に給与を上げていく」と記載してあり、
数字での根拠も示しています。
もちろんそれを実現させるためには社員の実行がなくてはなりません。
せっかく作った経営計画書をみて社員ががっかりして辞めてしまうことの無いよう、
「夢と未来のある経営計画書」を作っていきましょう。